横浜の鍼灸は「下町はり灸整骨院」

耳が「ジージー」と鳴る

 

74歳の女性(主婦)

初診

2年くらい前から両耳に耳鳴りが出はじめ、日により気にならないときも前はあったそうですがここ最近はずっと耳鳴りがしていて、音も大きくなっていているそうです。(特に左)
どういう音かと尋ねると「ジージーとアブラゼミの様だ」とのことでした。日中よりも床に就くと余計に気になって眠れないそうで、紛らわすためにクラシック音楽をかけながら寝ているそうです。
また、足がほてって寝れない日が多いそうで、ほてって寝れない日にはベッドのパイプに足をくっつけて冷やしながら寝ているそうです。

脈と腹診、症状により腎を補う経絡治療をメインとした治療をする。食事療法として、もともと料理好きな患者さまだったのと、とても治療に熱心な方だったこともあり、耳鳴りに効果的な黒豆の煮汁や酢たまねぎを作って貰い食事の時に食べてもらようにお伝えしました。

2診(1週間後)

あれからいい日もあったそうですが、まだ「ジージー」とセミが鳴いていると。ただ、あれから気にしてみると主に左耳で右耳はそれほど鳴っていないそうです。
足のほてりはやはり寝ると気になるそう。慢性的な症状なので何度か治療して変化を見ましょうとお伝えし、前回と同様に腎を補い今回はお灸も加え、冷えもとるように治療をしました。
また足のほてり改善のために足の混合浴を勧めてみました。

3診~7診

混合浴のおかげか足のほてりがいくらか良くなっているそう。ですが熱心に食事療法もしているのに左の耳鳴りが治らないと言っておられました。

8診(初診から1ヶ月後)

7診目まで1ヶ月ほど治療をさせていただきましたが耳鳴りに対しては改善が見られなかったので、今回から筋肉へのトリガーポイント的なアプローチも加えてみました。耳鳴りに関係のある顎二複筋へのトリガーポイントへ刺鍼すると耳にズーンと響いたそうです。今までの経絡治療では筋肉に刺すことはしなかったので、初めての鍼のヒビキに少々ビックリしたようでした。筋肉を弛緩させる為にそのまま15分置鍼しました。抜鍼後、今までの耳鳴りの鳴り方と変わり、「スースー」と静かな音に変わったと驚いていました。

9診(1週間後)

あれから「ジージー」とアブラゼミの様な耳鳴りが出なくなったそう。まだ常に鳴ってはいるが「スースー」という音なので気にしなければそれほど気にならないと。
足のほてりも気にならなくなってきたそうです。

13診(1ヶ月後)

「スースー」という音もほとんど鳴らなくなり、疲れるとたまに鳴る時もあるが気にならない程度ということで、せんねん灸を使った家でのセルフケアも指導させていただき今回の治療を終了しました。

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